ベネッセ流出 逮捕のSEは高度な技術者、大半の権限与えられる (1/3) - ITmedia ニュース
今回の個人情報流出の事件はこれまでの個人情報流出事件以上に考えさせられてしまう。
個人情報が保存されたデータベースへアクセスできる技術者自らがデータを持出してしまうというのはいつかは起きるだろうと思いつつも、起きないで欲しいと楽観的な希望を抱いていた。
自分の会社はまだ実績が少なく、ウリといえば自分自身の「信用」しかない。正直にいうと開発に携わるスタッフは自分しかいない。フリーランス時代からお付き合い頂いているクライアントさんは自分を信用してくださって会社(=自分)に仕事を発注しているのだろうと思う(そうであって欲しい)。
自分が直接携わるのでクライアントさんに対しては「信用」を直結させて仕事をすすめられる。
仕事においてはデータベースに保存されている機密性の高い情報を扱うことも少なくない。クライアントさんは自分を信用してデータベースへのアクセス権を与えてくださっているのだと思う。
自信をもって言えるが自分が個人情報を持ち出すことは無いし、今後も無い。
信用してくださる恩を仇で返すことは絶対にしない。
「絶対無い」自信を抱いていたので技術者自らの情報持ち出しについては「起きないで欲しい」という楽観的でいられたのだろう(この考えが甘いのかもしれない)。
さて、会社である以上、大きくすることを考えなければならない。大きくするとなるとスタッフを増やさなければならない。あるクライアントさんの仕事には自分以外のスタッフを担当として割り当てることもでてくるだろう。
スタッフを雇う際、
- 自分とスタッフとの情報の扱いの温度差
- 自分じゃないスタッフに対するクライアントさんの信用度合い
こんなことを悩んでいた。これについては事件が起きる前から悩んでたし起きたおかげでさらに悩んでしまっている。
この悩みは仕事をしていくことで解消される悩みではあるんだろうけど、じゃあ一体どのくらいで解消されるのか?とか更なる悩みに発展してしまう。案ずるより産むが易しなのかもしれないがいざ産む心構えがまだできていない。
また、クライアントさんも個人情報を守る手段を取ることになるだろう。その方法の一つとして下請けに対してのデータベースアクセス権限の剥奪があるかもしれない。こうなってしまうと仕事がしにくくなるどころか、仕事自体が無くなってしまうのかもしれない。
下請けは悩ましい。あ、すいません。ショボい下請け会社は悩ましい。あ、さらにすいません。ヘタレ代表がやってるショボい下請け会社は悩ましいデス。
こんなショボい代表だけれどお前の下で働いてやるわーって方が居ましたらぜひ junya AT mewtone.jp に連絡を。また「お前は甘い」って説教してくださる方も居ましたらぜひ。